ご挨拶

 予防医療学教室では、健康増進、病気の予防・治療から、心停止に対する救急蘇生まで、疾病のあらゆるステージにおける「身近な臨床疑問」を解決し、臨床行動の変化に直結するエビデンスの創出を目指しています。

 教室の創設者である川村孝名誉教授の『学問の前では一学徒』という教えをモットーに、適切な方法論を用いて真理に近づくべく、教員・学生の区別なく共に学び研究する姿勢を大切にしています。遠慮なく意見を出し合うことの出来るアットホームな雰囲気、臨床現場の課題解決を重視し規模は小さくとも一から作り上げた研究が多いこと、職種や専門領域・出身大学を問わず共通の想いを持ったものが集まり、異質性を通じて生み出されるエネルギーを大切にしていること、研究成果の社会還元に力を入れていることなどが特徴です。

 臨床家としての視点を大切にしながら、疫学・予防医療学を学び、臨床現場の課題解決につながる研究を行いたい方、ぜひ、ご相談ください。

2020年6月  石見 拓