現在実施している研究

救急・蘇生系

研究名 研究概要 倫理委員会
承認日
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自己学習型デジタル教材を用いた再トレーニングによるCPR手技への教育効果-ランダム化比較試験

本研究は心肺蘇生講習受講後の市民を対象に、自己学習型デジタル教材、Livを再トレーニングに用いた場合の心肺蘇生手技への効果を明らかにすることを目的としたランダム化比較試験である。心肺蘇生講習受講から6ヶ月経過後における適切な胸骨圧迫の回数を主要評価項目として、Livを用いて再トレーニングを行った場合と何も行わない場合とで比較する。

2024/04/25 研究説明文書
AED要請アプリケーション導入効果の検証(パイロット研究)

心原性心停止患者の救命割合を向上させるためには、その場に居合わせた人によって迅速にAEDによる電気ショックが行われることが重要である。しかし、AEDが活用されている心原性心停止患者の割合は、わずか3.7%に過ぎない。119番通報受信時、事前に登録された高い救命知識を持つ者に、心停止発生場所および周辺のAED設置場所を伝達するシステムを試験的に導入する地域において、その効果と導入に伴う弊害やリスク、実現性などを観察する。

2015/11/6 情報公開文書
病院外心停止患者を対象にしたHigh performance CPR導入に関する有効性の検討:無作為化比較試験

切迫した蘇生現場で質の高い心肺蘇生を行うのは難しく,心肺蘇生の「質」をより改善させる必要がある.救急隊が行う心肺蘇生の質をリアルタイムで評価・記録することができるデバイス(フィードバックデバイス)を実際の救急現場で活用する.病院の外で突然の心停止を発症した方を対象に,救急隊員がこのフィードバックデバイスを利用することによって,利用しない今まで通りの場合と比較して,病院外心停止患者の救命率改善につながるか否かを検証する無作為化比較試験である.

2021/9/22

予防医療・健康系

研究名 研究概要 倫理委員会
承認日
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子どもを突然死で亡くした親の グリーフへの対処行動と潜在的ニーズに関する質的研究

子供を予期せぬ突然死で亡くした親を対象としたグリーフに関するインタビュー研究を実施する。事前に死に対する精神的な準備(予期悲嘆)ができる疾患と比較し、予期せぬ突然死ではグリーフが複雑化する可能性がある。また、ERに搬送され死亡した場合、病院の滞在時間が短いため、医療者との信頼関係を築きにくく、グリーフケアに繋がりにくいことが推測される。本研究では、SIDS家族の会をはじめとしたグリーフケア団体に所属する遺族から、グリーフに対してどのような対処行動を取って、それが自身の気持ちにどう作用したか、また、これからのグリーフケアはどうあるべきかといった疑問に関して、質的手法を用いて明らかにする。

2024/2/6 説明文書
スマートフォンを用いた服薬支援ツールの使用による服薬遵守割合改善の効果検証 -無作為化介入試験-

スマートフォンを用いた服薬支援ツールの使用による服薬アドヒアランスおよび残薬遵守割合の改善効果を検証するための無作為化介入試験を実施する。具体的には、生活習慣病患者(高血圧、糖尿病、高脂血症薬を服薬中の患者)を対象として、調剤薬局をフィールドに、ゲームメソッドを取り入れた服薬支援ツールの使用の有無による服薬遵守割合を比較する。

2022/12/03 情報公開文書
京都市統合データベースを用いた疾病および治療実態に関する疫学研究

京都市における健康・医療関連データを活用した効果的・効率的な保健事業実施を目的として、京都市の保有する以下のデータ(国民健康保険レセプト、国民健康保険加入者特定健診データ、後期高齢者医療制度レセプト、後期高齢者健診データ、介護保険レセプト、要介護認定情報、基本チェックリスト、住民基本台帳、死亡小票を用いて、疾病および治療実態に関する疫学研究を行う。

2021/9/3 情報公開文書